皮肉とは、遠まわしに意地悪く相手を非難することです。
例えば、散らかっている部屋に対して「すごく片付いてるね」と言うことは皮肉です。
なぜなら、「汚い部屋だな」と思ったままに批判するのではなく、遠回しに意地悪く批判しているからです。
海外ドラマなどを見ていると、この皮肉の効いたセリフが度々登場します。
これが日本の文化にはあまりないので、すごく面白いなと思います。
というわけでこの記事では、どうすれば皮肉を言うことができるか?について書いていきます。
皮肉を言う方法①:思ったことと逆のことを言う
皮肉とは「遠まわしに意地悪く相手を非難すること」を意味するので、単純に思ったことと逆のことを言って非難すれば皮肉になります。
例:いつも待ち合わせに遅刻する仲のいい友達がまた遅刻した時
普通:また遅刻じゃん!まったく!
皮肉:いやー今日も時間ぴったりだね!
ムカつきますね笑
仲良くないと決してできない芸当です。
例:レストランで出てきた料理が写真と全然違った時
普通:え!?これ全然写真と違うじゃん。最悪このレストラン。
皮肉:これは写真で見たのとまったく同じだね。
これはレストランに対する皮肉ですね。
明らかに写真と違うのに、笑顔で全く同じだねと言ったらそれは明らかに皮肉っています。
ちなみに皮肉は、相手がいない場合でも使えます。
例えば、料理を丸焦げにしちゃった時、「最悪!」と言う代わりに「完璧だ」と独り言で言ったりできます。
このタイプの皮肉は海外ドラマでよく出てきます。別に笑いを取ろうとしていない場面でもかなり頻繁に見かけます。
何かが起きたそのままではなく、あえて逆のことを言うと言う発想が、僕は面白いと思いました。
注意点としては、期待される答えが誰の目にも明らかでないと、このテクニックは使えないと思います。
例えば先のレストランの例で、写真より実物が若干だけ違かったとします。
それなのに「これは写真で見たのとまったく同じだね。」と言うと、誰も皮肉と気づかず、「え、若干違くない。。?」となってしまいます。
皮肉を言う方法②:逆のことを他のものに例えて言う
更に発展した皮肉を言うには、逆のことを言いつつ、別のものに例える方法があります。
単純に逆のことを言う皮肉と違い、このパターンだと答えは無限大にあるので、面白さの可能性も無限大です。
同じシチュエーションでも、その人次第でめちゃくちゃ面白いセリフが出てくることがあります。
冒頭の画像の例はこの方法で皮肉っています。
まず、右上の男性がすごく落ち込んでいて、その理由が「サンドイッチを食べられた」というそんな大したことない理由であることが分かりました。
そこで青シャツの男性が、
(落ち込むほど)大したことじゃない → 大したこと
という逆のことを言って皮肉ろうと考えます。(ここまでは方法①です。)
そして更に、
大したことと言えば、、 → 警察が捜査するが必要がある
と変換しています。
これは、「大したことと言えば、警察が動くときは大した出来事が起きた時だよね」というように、警察を例えとして使っています。
これがこの2つ目の方法です。
この皮肉を言われた人は、今の過程を逆変換して、自分が皮肉られていることに気づきます。
警察はなんて言っている?
→警察が出るということは大事(おおごと)
→逆の意味なので、自分のこれは大事(おおごと)ではないと言われているんだ
サンドイッチの例の別パターン
最後に、方法②を使ってサンドイッチの例を考えると、他にどんなセリフが思いつくか見てみましょう。
この例の場合、大したことと言えば他にどんなケースがあるだろう?と考えれば思いつくことができます。
例えば「サンドイッチを食べられた」に対して、
「ああ、さっきニュースで見たよ」
「それは残念だったね。サンドイッチはあまり手に入らない貴重な食べ物だからね」
のようにいくらでも切り返し方があります。
まとめ
以上、皮肉を言う方法について書きました。
くれぐれも嫌なヤツにならないように、皮肉はほどほどの量にしましょう笑
もっと皮肉が聞きたいという方は、海外ドラマで皮肉が多いキャラクターを3人挙げてみたので、ぜひ見てみてください。
・チャンドラー(フレンズ) – 原題:Chandler Bing (F.R.I.E.N.D.S)
・ハウス(Dr.House)- 原題:Dr. House (House M.D)
・チャーリー(チャーリー・シーンのハーパー☆ボーイズ)- 原題:Charlie Harper (Two & A Half Men)